【デマ?】中国はアメリカに土下座して尖閣上陸を求めたか【加賀孝英】

■ どうも、うさんくさい…

このニュースの情報源は、加賀孝英さん1人の証言に依存している。

その加賀さんは、さらに「複数の米国防総省関係者」「旧知の中国人民解放軍幹部」から聞いたとしている。

アメリカ、中国の双方から、そのような事実があったと複数の証言が出ているならば、それは「知られざる内幕」ではなく、だれでも入手できる情報であるはずだ。加賀さんのほか、これらのセンセーショナルな証言を聞いたものがいないのは、なぜか。

そもそも、加賀孝英さんは過去にも怪しげな主張を繰りかえしていた人物であるようだ。

■ 尾崎豊さんの「遺書」とされるものについて

「尾崎豊の遺書」は偽物としか思えない。 | music on me

【Confession For Exist】—それはドッペルゲンガーとの闘い— 尾崎豊の自殺論: 断章体日帖

■ 土井たか子さんの出自について

1997年に加賀孝英さんの記事を掲載した『週刊文春』が謝罪し、2006年にこれを模倣した『月刊WiLL』が裁判に敗訴したせいか、ウェブ上にはまともな情報が少ないです。

週刊文春記事について
社会民主党による公式な抗議声明。

11/13 土井たか子さんへの言いがかりが晴れる: きょうも歩く

■ 死刑囚に尖閣上陸を強行させる?

加賀孝英さんが、6月19日、また怪しげな風聞をばらまいています。

米国防総省の関係者らの情報として、「中国が、死刑囚が漁船を奪って尖閣に逃亡したというシナリオで、中国軍を尖閣に上陸させる計画を立てている」ということですが、これまた怪しげな話です。

死刑囚が逃亡したからといって(警察ではなく)中国軍が出動する意味が分かりませんし、そもそもこの話を加賀孝英さんに伝えた「米国防総省の関係者ら」というのが何者なのか、不明です。

ていうか加賀孝英さん、上陸したら即「領有宣言」できると思ってる?スゴロクじゃないんだから…。

まとめ主は、この加賀孝英という人物のことを「自分で考えたウソをマスコミに売って、メシ食ってる人」と評価する方向で固まりつつあります。

Twitter / 検索 – http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130619/plt1306190710001-n1.htm
信じる人、続出。…あーあ。

■「竹島はどこの領土か言ってみろ~」 バット持った集団が“日本人狩り”???

加賀孝英さんが、7月17日、「韓国在住の複数の日本人から得た最新情報」と称する記事を書いています。

朴槿恵さんが大統領に就任して以来、景気が悪化してホームレスが急増、なかには数人でバットを持って徘徊し、日本人を見るや「竹島はどこの領土だ?」「慰安婦をどう思うんだ」などと詰問する者も現れている、ということなのですが…。

加賀孝英さんの情報源は、今回にかぎらず、「韓国在住の複数の日本人」「旧知の韓国人ジャーナリスト」「外事警察幹部」などといったふうに、いつも匿名であり、実名を書かれることがありません。

まとめ主は個人的に、加賀孝英さんの書いたものの信憑性は、2ちゃんねるの「ニュース速報+」以下だと思っています。

しかし、こんな裏付けに乏しいデマを真に受ける方もいらっしゃるのが現実です。リテラシー教育の必要性を痛感します。

朴槿恵大統領公認、米国で「狂気」の在米韓国人が日本人に挑戦的、日本人は「金持ち喧嘩せず」と相手にせず(板垣 英憲) – 個人 – Yahoo!ニュース

※ 政治評論家の板垣英憲さんが7月21日、加賀孝英さんのデマを信じて「外務省は、日本人の生命を守るために危険情報を流せ」と訴えておられます。(7月21日)

「韓国で日本人狩り横行」報道に怒る現地世論 2013/07/19(金) 10:16:03 [サーチナ]
※ サーチナが韓国のネット世論を伝えています。

"韓国紙・国民日報(電子版)は、韓国のインターネット上で問題の記事が市民の憤りを呼んでいると報じ、「韓国を背景に書かれた日本のファンタジー小説だ」とか「日本の極右紙はいつも予想に反しない」などというネットユーザーの反応を伝えた。
  このほか、ネット上には「日本人狩りだなんてバカバカしい」「知らない間に戦争でも起きたのか。この記事だけ見れば、まるで韓国は戦争秒読み段階じゃないか」「韓国人が中国人のように日本人を攻撃したことなどあっただろうか」などと、記事内容にあきれたトーンの書き込みが相次いだ。"

■ 朴裕河教授が言論を封殺された?

そして、「言論の封殺」と思える最悪の出来事が始まっているという。最たる例は、今月中旬、世宗(セジョン)大学の朴裕河(パク・ユハ)教授が出版した「帝国の慰安婦」なる本だ。韓国在住日本人がこう続ける。
(略)
「驚いた。韓国の大学教授が、韓国政府や同国メディアの慰安婦問題の主張に真っ向から異議を唱えていたのだから。だが、案の定、朴教授は韓国世論から袋だたきに遭って、表舞台では見なくなってしまった。歴史的事実もクソもない。韓国に言論の自由などない」
出典 【スクープ最前線】同胞が犯した元慰安婦への罪には頬っ被り 歴史を直視できない韓国 (1/3ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK

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