yunishioは、化学物質過敏症(MCS)とホメオパシーの関係の「何を」分かっていないのか

※ まず、オレ(yunishio)が分かってないことを図示します。

「化学物質過敏症(MCS)を研究する環境臨床医学(MCS学会)は、ホメオパシーに汚染されている」と、NATROMさんというお医者さんが仰っていたので、オレはその根拠をおたずねしました。なぜかというと、MCS研究に従事する医師がホメオパシーの信奉者だからといって、他のすべての医師がホメオパシーの信奉者であると考えるのは、論理的でないと思ったからです。しかし、NATROMさんから有効な返答をいただくことはできませんでした。

図中では、青い三角の領域が環境臨床医学です。ブロガーのkumicitさんによると、環境臨床医学にはAAEM(The American Academy of Environmental Medicine ですか?)という団体があるそうなのですが(赤い三角の領域)、この団体がホメオパシーやそれに類するあやしげな代替医療を行っているとのことです。また、それらの頂点には、William Reaさんというお医者さんがいて(黄色の円)、NATROMさんによれば、MCS研究の第一人者なのだそうです。かれらの指摘がどれほど正確なのか、オレには分からないので、それはそのまま採っておきます。

そこで、NATROMさんやkumicitさんの見解を、オレなりに整理して図に表しました。

オレが、かれらにたびたび尋ねているのは、黄や赤の領域がすでに汚染されているとして、それが青の領域にどれだけ浸透しているか、ということです。

なぜなら、NATROMさんらは、環境臨床医学がホメオパシーに汚染されていることをもって、そこに所属する医師の見解をほぼ全面的に否定しているからです。オレの目には、かれらが「一部のユダヤ人は悪いユダヤ人だ。だからすべてのユダヤ人は悪いユダヤ人だ」と主張しているように見えています。

■ ここから、だらだらツイート

Mukke twitter ( ゚д゚)ポカーン
敗北宣言とすら呼べない何か。何なんだこれ。/好意的に解釈するならばもちろん「根本が誤っているのであって枝葉末節の問題ではない」という意味の主張なのだろうが,その枝葉の部分ですら論証できてない件。2013/09/05
出典 はてなブックマーク – Twitter / yunishio: そういう問題ではなく、NATROMさんは特定の文脈における特 …

※ 「好意的に解釈するならば…」以降は、あとで追加されたもの。

■ このへんから本題的な?なにか

その上で,
https://twitter.com/yunishio/status/375593592082808832
に応答しておきます。

>Mukkeさんは、歴史修正主義の問題にも洞察をそなえる人物だと思っていたが、もしかしたら「ガス室の有無」の問題にすぎないと考えていたのだろうか。オレはそう考えない。歴史を歪曲せんとする意志と振るまいこそが根本問題であり、ガス室の有無は些末事。むしろ修正主義者の疑餌だよね

わたしにとっても,「歴史を歪曲せんとする意志と振る舞い」こそが問題です。わたしは歴史オタクですから,史実を歪曲しようという営みには断固として反対します。しかしながらそれはおそらく「偽史を史実と言い張るな! 歴史に失礼だろうが!」という,まさしくオタクゆえの動機に突き動かされているのであって,あなたが想定するような洞察はおそらく持ち合わせておりません。
出典 その上で,…に応答しておきます。 >Mukkeさんは、歴史修正… – id:mujin – mukke – はてなハイク

「ガス室の有無」だけが問題ではないというのは真ですしまったくもって同意するのですが,おそらくその背景に存在するであろう様々な倫理的問題も含めて論じること(たとえば,Apemanさんなどが論じておられる,歴史修正主義とレイシズムの親和性)については,わたしはこれまであまりしていません。もちろん,わたしは歴史修正主義に反対しますし,レイシズムにも反対します。けれどもたとえばその2つを結びつけて語ろうという動機は,わたしの中では――Apemanさんのような方と比べると――希薄なのです(これはそれらを結びつけて論じる考察に反対するものではなく,単に,書いている動機や意図が微妙に異なるのではないかという話)。
by mukke 2013/09/05 21:35:43 from web
出典 その上で,…に応答しておきます。 >Mukkeさんは、歴史修正… – id:mujin – mukke – はてなハイク

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